1歳の誕生日に行う「一升餅」。今はお餅より実用的なお米が断然おすすめ!
公開日: 2022年10月28日 / 最終更新日: 2024年06月03日
生まれてはじめての1歳誕生日に行うイベント「一升餅」。
子どもにお餅を背負わせて行う、1歳の誕生日限りの特別なイベントです。
最近、お餅ではなくお米を使って行う「一升米」が流行ってるのをご存知でしょうか。
実は一升米は、一升餅に比べて実用的でとてもおすすめです。
そこで今回は、1歳誕生日にお米で行う「一升米」についてご紹介します。
これから子どもが1歳誕生日を迎える人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1歳誕生日に行うお祝い「一升餅」とは?
1歳誕生日に行う「一升餅」ですが、そもそもどのようなイベントがご存知でしょうか。 実は一升餅は、一生に1歳誕生日の1度しかない特別なイベントです。 ここでは、一升餅の由来や一升餅のやり方をご紹介します。
一升餅の由来とは?
一升餅は、稲作文化である日本独自の祝いごととして1歳誕生日に広く行われています。
お米で作られたお餅は、日本では昔から神様に捧げる神聖な食べ物としてお供えされてきました。
今では当たり前に行われている誕生日のお祝いですが、実は誕生日をお祝いするようになったのは、昭和25年頃からと最近です。
中でも生まれてはじめての誕生日である1歳誕生日は、特別な日としてお祝いされるようになりました。
なぜなら、昔は今ほど医療も発達していなかったため、1歳を迎えられること自体がとても特別で喜ばしいことだったからです。
そこで、一升餅を「一生」と掛けて、一生食べ物に困らないようにとお餅を子どもに担がせるようになりました。
また、昔は子どもが早く歩けるようになると、早く家を出てしまうといわれていました。
そのため、子どもに重い一升餅を担がせ、わざと転ばせたり歩かせないようにしたりすることで、家を早くに出ないようにしたともいわれています。
一升餅のやり方
一升餅は、一升のお米で作られたお餅を、1歳誕生日を迎えた子どもに担がせます。
お餅を包むのには、風呂敷が多く使われていました。
記念すべき1歳誕生日なので、縁起の良い柄の風呂敷が多く使われています。
包み方や背負わせ方に決まりはありませんが、ずり落ちないように体に密着させるように斜め掛けで背負わせることが多いです。
一升餅は何が起きても縁起が良い
1歳誕生日で行う一升餅では、さまざまなハプニングも起きますが、すべてポジティブに捉えられるのも一升餅ならではです。
たとえば、転んで立てない場合は、由来で説明したように家庭に長くいて大切にしてくれると捉えられます。
逆に、転ばずに歩けた場合は、すくすくと元気に育っている証になり、どちらの結果でも縁起がよいです。
記念すべき1歳誕生日だからこそ、縁起がよくポジティブに捉えられる一升餅はお祝いとしておすすめです。
最近は、一升餅ではなく「一升米」が人気
1歳誕生日で行われる一升餅ですが、実は最近お米で行われる「一升米」が人気です。
なぜお餅ではなく、お米が人気なのでしょうか。
次からは、一升餅でお餅ではなく、お米を使用するのがおすすめの理由をご紹介します。
1歳誕生日に一升米がおすすめの理由①すべて食べきれる
通常、1歳誕生日ではお餅を用いた一升餅が行われていますが、最近はお米を用いた一升米が人気です。 その理由の一つとして、お米だとすべて食べきれるという点が挙げられます。
一升餅はすべて食べきれないことが多い
1歳誕生日で行う一升餅ですが、一升のお餅を食べきるのは実はすこし大変です。 一升餅は約2㎏あり、お餅を毎日食べる機会がない家庭にとってはかなりの量になります。 また、日頃お餅を好んで食べないという人もいて、せっかくのお餅を無駄にしてしまうのはもったいないと感じる人が多いです。
お米は腐らせることなく食べられる
一升餅の代わりにお米を用いた一升米であれば、同じ重さであっても容易に消費することができます。 お米はなかなか腐ることもなく、また食卓にほぼ毎日出てきても問題ない家庭が多いです。 そのため、お餅の代わりにお米を使った一升米で1歳誕生日のお祝いをする家庭が増えてきています。
一升米のお米は離乳食としても使える
せっかくの1歳誕生日で背負ったものなので、子ども自身にも食べさせたい人もいるのではないでしょうか。 ただ、お餅は子どもが喉に詰まらせる恐れがあるため、食べさせるのに抵抗がある人も多いです。 対して、お米は離乳食として既に食べている子どもが多く、一升米で使用したお米を子どもに食べさせることができます。 1歳誕生日で使用したお米を食べられるのは、記念にもなるのでおすすめです。
1歳誕生日に一升米がおすすめの理由②小分けにしやすい
1歳誕生日でお米を用いた一升米がおすすめの理由の二つめは、小分けにしやすいという点です。 なぜ小分けにできることが良いのでしょうか。 ここでは、3つの理由をご紹介します。
お米をお裾分けできる
1歳誕生日のお祝いである一升餅は、もともと親戚などを呼んで盛大に行われてきました。
その際、用いたお餅をお裾分けとして親戚に分けて渡すこともありました。
お米であれば、1合ごとなど小分けにすることができ、お裾分けもしやすくおすすめです。
貰った方も、1合などであれば1人でも消費がしやすいです。
子どもに背負わせるときに量を減らしやすい
1歳誕生日で子どもに一升米を実際に背負わせる際、約2㎏のお米を背負わせるのはなかなか難しいこともあります。
その際には、中のお米を減らしても問題ありません。
一升餅の場合、一生分まるまる一つのお餅が入っていると、少しの量を減らすことは難しいです。
ただ小分けにしたお米であれば、小分けの袋を一つ取り出すだけなので量を減らしやすくなります。
小分けになっていれば、取り出した時にも衛生的に心配もなく安心です。
1合ずつに分けると食卓で使用しやすい
お餅だと、量が多く一度に使いきれないということもあります。 その点、一升米を1合ごとなどに小分けにしておくと、量がしっかりと分かるので1歳誕生日で使い終わったあとにも食卓で使いやすいです。 保存もしやすく、冷蔵庫などでも置くスペースに困りません。 食卓の人数によって、量を変えてお米を使うことも可能です。
1歳誕生日に一升米がおすすめの理由③一升餅に比べ少し軽い
1歳誕生日でおすすめの一升米ですが、実は一升餅よりも少し軽いことをご存知でしょうか。 ここでは、一升餅・一升米それぞれの重さにも言及しながらお米がおすすめの理由をご紹介します。
一升餅と一升米の重さは?
1歳誕生日で行う一升餅と一升米ですが、実は重さが少し異なります。 一升餅は約1.8㎏、一升米は約1.5㎏とお米の方が少し軽いです。 実は一升分のお米を使って一升餅を作っているので、お餅の方が重くなります。 同じ一升でも重さが違うのは意外と思う人もいるのではないでしょうか。
子どもに背負わせるなら少しでも軽くしたい
1歳誕生日で行う一升餅・一升米ですが、10㎏前後の子どもに背負わせるとなると約2㎏はかなり重いはず。 そのため、少しでも軽くしてあげたいという人もいるのではないでしょうか。 量は変えずに1歳誕生日の一升餅・一升米を行いたい場合、約0.3㎏軽いお米を使用するのがおすすめです。 たった0.3㎏ですが、1歳の子どもにとっては大きな違いになります。 少しでも軽くしてあげたい人は、ぜひお米を使って1歳誕生日をお祝いしてあげてください。
1歳誕生日の一升米はリュックで背負わせるのもおすすめ
一升餅・一升米は風呂敷で包んで背負わせることが多いのですが、最近では風呂敷ではなくリュックを使って行われることもあります。 実は、リュックで一升米のお祝いをするのは実用的でとてもおすすめです。 ここでは、一升米を背負わせるのにリュックがおすすめの理由もご紹介します。
リュックだと一升米を背負わせやすい
一升餅や一升米は、風呂敷を使って子どもに背負わせることが多かったです。 しかし、最近は風呂敷を使う機会は減っているため、一升を包んで子どもに背負わせるのが難しいこともあります。 その点、リュックであれば、肩紐に腕を通すだけなので子どもに背負わせやすいです。 子どもに負担なく背負わせられるリュックは、1歳誕生日にとてもおすすめになります。
リュックは1歳誕生日以降も長く使うことができる
せっかく1歳誕生日の記念で購入するなら、長く使えるものがいいです。 その点、リュックは1歳誕生日以降の幼児になってからも長く使うことができます。 幼稚園や保育園だけでなく、日常のお出かけでも使えるので、子どものファーストリュックとしてプレゼントするのもおすすめです。
写真映えのデザインや名入れも人気
記念すべきはじめての1歳誕生日ですので、たくさん写真を撮る親も多いでしょう。 そのような人向けに、写真映えしたデザインのリュックもとても人気です。 可愛らしく鮮やかなパステルカラーのリュックや、写真映えする落ち着いたくすみカラーのリュックまで、さまざまなリュックが販売されています。 1歳誕生日にリュックをぜひお米と一緒にプレゼントしてみてはいかがでしょうか
おすすめ商品一覧
一升米のおすすめ
まとめ
今回は、1歳誕生日で行う「一升餅」の代わりに、お米を使った「一升米」が人気の理由をご紹介しました。
一升餅は無事に1歳を迎えられた子どもの成長を祝うとともに、一生食べ物に困らないように、また子どもが家をすぐに出ないよう願うイベントです。
今までお餅を用いて行われた一升餅ですが、最近はお米を用いた一升米が大人気。
1歳誕生日でお米を用いた一升米がおすすめの理由を、以下の3つご紹介しました。
・お米は食べきることができる ・お米は小分けができる
・お餅に比べてお米は少し軽い
また、最近では風呂敷の代わりにリュックを用いて、子どもにお餅やお米を背負わせるのも人気です。
背負わせやすく、1歳誕生日以降も長く使えるリュックは、1歳誕生日を迎えた我が子への特別なプレゼントにもなります。
一升米は、生まれてはじめての誕生日のお祝いかつ、一生で一度だけの特別なイベントです。
子どもも大人も嬉しいお米を使って、ぜひ1歳誕生日の一升米を盛大にお祝いしてみてはいかがでしょうか。